-訪日プログラム-
-Programs of Visiting Japan-

にっぽんど真ん中祭りロシア若手ダンスチーム

本プログラムは、公益財団法人にっぽんど真ん中祭り文化財団が以前から親交のあったロシア、ウラジオストクとの交流事業を提案、にっぽんど真ん中祭りをツールとして演舞披露や祭り前後の交流を通して日露の青年間、市民間の相互理解を深めることを目的として実施されました。


にっぽんど真ん中祭りのルール「踊る楽曲に“地元の民謡”を入れること」に準じて、
ロシアの民族舞踊が披露されました。


それでは、にっぽんど真ん中祭り文化財団からの報告をご覧ください。

今回初めてウラジオストクからロシアのダンスグループ「プリャスーニヤ」の皆さんをお迎えしました。記録的猛暑が続く中での一週間のプログラムでしたが、終始笑顔でプログラムをこなし、プログラム後も交流が続いているという声を聞いています。TV・新聞等で大きく取り上げられ、反響も大きく、高い評価を得て日露間の青年交流は大成功でした。事前打合せが十分に行えず、現場で対応せざるを得ないことが多々ありましたが、参加者・関係者の努力で無事遂行できました。交流プログラムも関係者の皆様のご協力により、ロシア人参加者に大好評でした。今後も日露交流をさらに進めて行きたいと考えています。

2012年8月21日(火)
成田空港から名古屋までの間に利用した新幹線ではその速さと静かさに感動していました。道中、東京スカイツリーや富士山も見ることができました。名古屋駅からホテルへ向かうバスの中では、日本の夏の暑さに驚きながらも、覚えたての日本語で「こんにちは~。ありがとう~。」と日本訪問に心を躍らせている様子でした。宿舎の前で、にっぽんど真ん中祭り学生委員会のメンバーがロシア語で「ようこそどまつりへ」と掲げ、歓迎しました。
2012年8月22日(水)
まずは名古屋城へ。ロシアにはない景色に目を輝かせながら、
”SAMURAI!!”と言って侍の真似をしてみたり、ロシアでは聞かないセミの鳴き声に興味津々でセミを捕まえてみたりと暑さも忘れ日本の夏を楽しんでいる様子でした。その後、ダンス交流のために岐阜県瑞浪市にある中京高等学校へ向かいました。髙嶋芳男理事長をはじめ、中京高等学校の生徒の皆さんや先生方に熱烈な歓迎を受け、大変感銘を受けました。

一方、プリャスーニヤの代表者数名は、水野光二瑞浪市長への表敬訪問へ。終始和やかな雰囲気でお話することができました。


そしていよいよダンス交流会。プリャスーニヤの民族舞踊風ダンスと「中京高校保育Class『Love Kids』」のどまつり演舞曲をお互い披露。中京高校のみんなが踊る鳴子踊りの力強さ、そして初めて聞く鳴子の音には“Amazing! Really great performance!”と興奮を隠せないでいる様子でした。


中京高校保育class『love kids』の皆さんの演舞テーマは、
「挑戦」まえにいく勇気 ~炎のように舞い上がれ~

華やかな衣装に華麗な「プリャスーニヤ」の演舞

その後、バサラ瑞浪普及振興会の皆さんのご指導でにっぽんど真ん中祭りの前夜祭で踊る「ミナモダンス」の練習をしました。ダンス練習の合間の休憩時間には中京高等学校の生徒と円になって座り、ロシアの手遊びをしたり、お話をしたりと自然と仲良くなり、交流を楽しんでいました。


ぎふ清流国体「ミナモダンス」の練習風景。
24日の前夜祭での披露を目指します。
ロシア側と日本側がグループになり、振りを一緒に練習します。
踊りがうまく行った時には、手を取り合い喜びました。

プリャスーニヤの皆さんと、岐阜清流国体公式キャラクター
「ミナモ」の記念撮影

2012年8月23日(木)

今日は名古屋視察です。
トヨタ産業記念館では綿から糸を作る方法を実際に体験させてもらえたり、現代の水や空気に糸を載せて横糸を通す技術など実際に機械を動かして、説明をしてもらい日本の技術に驚いている様子でした。
徳川園庭園では日本の庭園の美しさに感動し、写真撮影会が開かれていました。



2012年8月24日(金)
いよいよ「第14回にっぽんど真ん中祭り」の前夜祭の日。この日は、お祭り創設当時から大変お世話になっている方々、お祭りの会場を運営しているスタッフ、国内外の招待チーム等、総勢300名が集う「ウェルカムレセプション」に参加しました。名古屋市からの激励の言葉を受け、他の海外チームと交流し、有意義な時間を過ごしました。

そして、前夜祭出演。まずは、「ミナモダンス」舞台裏では一昨日仲良くなった中京高等学校の皆さんと再会。彼らにリードされならが、息をぴったり合わせ、練習した成果を発揮しました。

その後に「プリャスーニヤ」オリジナルダンスを披露しました。 鮮やかで可愛らしい民族衣装に、小技を効かせた優雅なダンス、コサックダンスの機敏さに日本の観客たちは魅了され、拍手喝采でした。

2012年8月25日(土)、26日(日)

にっぽんど真ん中祭りの本祭1、2日目。朝ホテルではロビーに30分前に皆が集合し、いよいよ始まる本番にやる気いっぱいの様子でした。 ステージでの演舞では、青空の下、元気いっぱい踊ることができました。

飲食ブースが立ち並ぶ会場にて。
270度お客さんで埋め尽くされ、演舞にも力入ります。

また、パレードでの演舞を初体験。暑い中移動しながらの踊りは大変でしたが、観客の暖かい声援と手拍子で、4連続笑顔で踊り続けることができました。

炎天下で慣れない気候の中でも、笑顔を絶やさずに踊る団員の様子。

沿道には、ロシアから来た団員たちを観に果てしなく列が並ぶ。
シャッターを切るお客さんがいつにも増して多かった。

地面が砂の会場でもお構いなしに果敢に踊りきる団員たち。会場からは手拍子が終始鳴り響きました。

2012年8月27日(月)
名古屋市の金城学院大学での書道体験を行いました。海外での普及活動に実績のある、書道部の皆さんのパフォーマンスを鑑賞しました。大変大きな半紙にいとも簡単に描かれていく芸術作品に、大変感銘を受けていました。

書道パフォーマンスで完成した「春夏秋冬」
圧巻のパフォーマンスに団員たちは驚いていました。

その後、書道体験を行いました。書をする姿勢や書き方を教えていただいた後、自分の名前を日本語で書いてみたり、ロシア語を書いてみたりと日本文化に触れることができました。


写真は、書道部の学生さんに指導される様子。
筆の持ち方、姿勢、書き方等の座学を教えてもらい、実践。慣れてくると、自分の名前をロシア語やカタカナで書いてみたり、思い思いに楽しんでいました。

2012年8月28日(火)

成田空港では「帰りたくない、まだいたい!ウラジオストックにも来てね!」と涙ぐむ団員もいて、楽しい時間が過ごせてもらえたようでよかったと感じました。
ウラジオストクに戻ってからもFacebookなどの交流サイトを通して「日本に戻りたいよ!」や、「今年の日本訪問は忘れられない一週間になったよ!ありがとう。ウラジオストクで待ってるからね!」など沢山のメールをいただきました。

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