-ロシアの教室から-

「カザン連邦大学のワクワク日本語教室紹介」(カザン連邦大学 神代寿美枝教師)
2020年4月21日

私はロシアの西側にあるカザン連邦大学で日本語を教えています。
今回はワクワク日本語教室(日本語コースの愛称)の授業の様子をお届けしたいと思います。

最初に紹介するのはアリーナ先生です。
アリーナ先生はカザン連邦大学の卒業生で、卒業後大学の先生になりました。
文法をメインに教えていますが、今回は昨年行ったプロジェクトの紹介をします。

アリーナ先生よりコメントを頂きました。

「世界をつなげる日本語」というプロジェクトを国際交流基金で研修を受けていた仲間3人で考えました。
プロジェクトの主なメッセージは日本語を勉強すると、日本人だけでなく、世界で日本語を学んでいるいろんな人と友達になれるということです。
アルメニア、ベトナム、ロシアの日本語学習者は自分の学校を紹介するビデオを作って送り合いました。
そして、それを見て、各国の学生はお互いにコメントを送りました。ほかの国の日本語教育事情を見て、学生の視野も少し広がったと思います。

アリーナ先生はとても向上心が高く、自身の勉強も欠かしません!
授業もいろんな工夫をしていて、学生からの信頼も厚いです。

1年生が作ったビデオ(vkontakte):https://vk.com/video166345237_456239110


写真1:アルメニアの学生に向けたメッセージ

次に紹介するのはダリア先生です。
ダリア先生もカザン連邦大学の卒業生です。
アイディアあふれる先生で、いつもいろんな教授法を模索しています。
今回はその中でも漢字の授業を紹介したいと思います。

ダリア先生からコメントを頂きました。

漢字の学習には、忍耐、動機・モチベーションの維持が必要になります。
ただ書いて覚える練習では学生のモチベーションがすぐに下がってしまいます。
そこで、漢字から受けるイメージを絵で表現させる活動を取り入れました。
その他、毎週学生に漢字の担当者を決めてもらい、その担当者に漢字の導入をしてもらっています。
教師が教える時より集中して授業に参加し、授業の雰囲気ももっと楽しくなりました。
そして、何よりみなさんは漢字の勉強が大好きになりました。
授業では教師が中心ではなくて、学習者が中心となって進行できるように心がけています。


写真2:漢字の導入と漢字のイメージを絵で表現(写真をクリックすると拡大表示されます。)

ダリア先生のクラスからはいつも楽しそうな声が聞こえてきます。
学生もいつも元気いっぱいで、とても熱心に勉強しています。


次に紹介するのはラフィック先生です。
教師歴1年目の先生ですが、いつも学生の立場になって考えられる先生です。

ラフィック先生からコメントを頂きました。

初級では覚える言葉が多く、学生はとても苦労しています。
そこで、学生が楽しく言葉が覚えられるようにQuizletというゲームアプリを使っています。
これは、画面に出てくる言葉と意味が合っているものを選択肢から選ぶゲームです。
チーム対抗戦で、どのグループが早くゴールできるか競い合っています。競争となると学生の目の色は変わります!
おかげで、他の学生よりたくさん言葉を覚えようと勉強するようになりましたし、言葉も定着するようになりました。
これからも、学生が楽しく学べるように工夫していきたいです。

学生からも「ラフィック先生の授業は楽しいです!」との声が届いています。


写真3:Quizletで対戦している様子

私は2年生~4年生の授業を担当しています。
内容は、スピーチ、会話練習、ディスカッション、読解など様々です。
現地にはほとんど日本人がおらず、日本文化に実際に触れる機会は少ないので、授業の中で日本人の考え方や文化に触れられるような生教材を多く取り入れるようにしています。


写真4:授業の様子(写真をクリックすると拡大表示されます。)

その他、不定期ですが、日本語教師の勉強会も開催しています。
普段授業でやっていることや、うまくいったこと、うまくいかなかったことなど共有しています。


写真:5 日本語教師の勉強会の様子

以上、カザン連邦大学ワクワク日本語教室の様子をお届けしました。
教師歴は様々ですが、カザンの日本語教育を向上させたい!日本語を学ぶことの楽しさを伝えたい!との思いは一つ!
共に学びあいながら、和気あいあいと働いています。

もし、カザンに来る機会があればぜひワクワク日本語教室にいらしてください♪
また、フェイスブックやフコンタクチェでも教室の様子を配信しています。
良ければぜひご覧ください。
Facebook:カザン連邦大学ワクワク日本語教室
vkontakte:ワクワク日本語教室

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