-ロシアの教室から-

エカテリンブルグでの活動(ウラル連邦大学 丸島 暁教師)
2019年4月26日

ウラル連邦大学の学生

私が赴任しているエカテリンブルグのウラル連邦大学では、国際関係学部の選択外国語で日本語を勉強することができます。

選択外国語なので、なんとなく日本語を選んだ学生もいれば、アニメや映画などで日本に興味を持った学生もいます。

 

マイナス20度の屋外でチェスに興じる市民たち

私はここで主に文法や会話、読解の授業を行っています。授業では日本語の教科書(日本で市販されているもの)を参考にして作成したプリントを使うことが多いのですが、学習者の便宜をはかるため、ロシア語の注釈や対訳を付けたり、漢字にルビを振ったりしています。

ただ、授業中はできるだけロシア語は使わないようにしています。 それでも、文法の基礎的な仕組みを理解して、知識に自信がついた学生は、少しずつ発話の量が増えてきているという印象を受けています。

 

市内の様子(教会は修復中)

エカテリンブルグは日本人が少ないので、学生に限らず、日本に興味のある方にとって、ネイティブ日本人と接する機会はあまり多くありません。 そこで、民間の日本センターや語学教室にも足を運んで、少しでも多くの市民たちと接するようにしています。

エカテリンブルグには武道や生け花、折り紙、書道などの講習会を開いて、積極的に日本の文化を発信しているロシア人が多いので、私もそういった方たちに協力する形で、日本に興味を持っている方と日本の文化や地理についての話をしたり、最近日本で起きた出来事について話をしたりしています。 

こういった活動を通じて、市民の方たちが日本への関心を深め、そして日本に興味を持つ市民がさらに増えることを期待しています。

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