-ロシアの教室から-

ハバロフスクでの日本語弁論大会(太平洋国立大学 石井 雅也教師)

 11月のハバロフスクはだんだん寒くなってきていて、道路は少し凍り、すべらないように歩くのが少し大変な時期です。
ハバロフスクは極東ロシアを代表する都市の1つで、数年前までは極東で1番大きな街とされていました。日本とも関わりが深い街です。
そんなハバロフスクで唯一日本語を主専攻で勉強できるのが、今私が派遣されている太平洋国立大学です。現在はオンラインで授業を行っております。 1年生から4年生まで60名程の学生を教えています。

別館キャンパス、別名(ПИТОГУ)。ここの別棟で普段授業が行われている。


 11月26日に「第26回極東・東シベリア弁論大会」が太平洋国立大学で行われました。この大会はハバロフスク、ウラジオストク、そしてユジノサハリンスクの3地域が持ち回り形式で開催しています。 今年度はハバロフスクで開催されました。 残念ながら、今大会はコロナ禍ということもあり、オンラインで開催されましたが、計7大学の各地域の大会(予選)で勝ち残った12名の学生が発表しました。 さらに、この大会で3位までに入賞すると、モスクワで行われる「モスクワ国際学生日本語弁論大会」に参加することができます。 毎年、どの学生もモスクワ大会を目指して発表に臨んでいます。そのため、どの学生もとても上手に発表していて、レベルの高さに驚かされました。

 私の大学からは2名の学生が参加し、私は質問員として発表者に質問をしました。今回は当大学の2人にこの大会についてインタビューをしたので、その回答を紹介したいと思います。

司会者大会挨拶時の写真(司会者:当大学 4年生 ダニルさんとカーチャさん)


一人目は3年生アリョシン・アレクセイさんです。テーマは「自分への挑戦」でした。

Q: どうして、参加しようと思いましたか?

A: モスクワ大会で優勝したら、日本に行けると聞いたので参加しました。

Q: いつから準備を始めましたか?

A: 11月の初めごろです。

Q: 練習の時に、一番大変だったことはなんですか?

A: 質問の練習が大変でした。

Q: 発表が終わって、今どんな気持ちですか?

A: いい気持ちです。発表に参加してよかったと思います。

Q: 発表に参加して、よかったことを教えてください。

A: 参加した後、達成感を感じ、日本語で話すことに少し自信が持てました。

弁論大会で発表をしているアレクセイさんの写真


アレクセイさんは惜しくも入賞できませんでしたが、練習も一生懸命頑張っていて、とても素晴らしい発表をしてくれました。

二人目は4年生マイボロダ・ナタリアさんです。テーマは「日本と私の運命の赤い糸」です。

Q: どうして、参加しようと思いましたか?

A: 昨年も参加しましたが、入賞できませんでした。 そのため、今年はしっかり準備して、今の知識とスキルをチェックするために参加しました。

Q: いつから準備を始めましたか?

A: 春から準備を始めましたが、大会が秋に延期されたため、9月から積極的に準備を始めました。

Q: 練習の時に、一番大変だったことはなんですか?

A: 一番大変だったのは発音とアクセントの練習、文章をすばやく明確に暗記することです。また、質問に答えるための練習も大変でした。

Q: 発表が終わって、今どんな気持ちですか?

A: 準備と努力が報われたので、本当に嬉しいです。 勝つかどうかにかかわらず、これは私にとって役に立つ経験になると思います。

Q: 発表に参加して、よかったことを教えてください。

A: 準備の間に、新しい文法ポイントと語彙を勉強して、日本語でより早く考えをまとめられるようになり、会話力が身につきました。 そしてもちろん、日本語で話すことに自信が持てるようになりました。

弁論大会で発表をしているナタリアさんの写真


 インタビューでも答えていましたが、ナタリアさんは去年もこの大会に参加しました。 今年はとても堂々と発表していて、なんと優勝しました。 私もとてもうれしかったです。 次回のモスクワ大会でも頑張ってほしいなと思っています。

 今回の大会では発表者だけではなく、裏方として仕事を任されていた学生もいます。この大会を通じて、学生たちがとても成長しているのを感じることができました。いろんな形で学生が活躍しているのを見るとやはり嬉しい気持ちになりますね。教師としてのモチベーションも上がりました。 今年度もこのハバロフスクの地でみんなと一緒に頑張って勉強していきたいと思います。

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