-ロシアの教室から-

カザン&横浜オンライン交流会(カザン連邦大学 神代寿美枝教師)
2021年2月

交流会実施にあたって

カザン連邦大学は複数の大学と協定を結んでおり、毎年交流の機会があります。しかし、2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響からなかなか交流の機会が設けられない事態となりました。そんな中、学生から「同じ年齢くらいの日本人と交流したい」という相談があり、筆者と繋がりのあった横浜国立大学のロシア語履修者の方々とオンラインで交流会を開催することにしました。
今回は2021年2月に行った交流会の様子を紹介します。


交流の概要

交流会には、横浜国立大学から2名の学生が、カザン連邦大学からは3名の学生が参加しました。交流会の流れは以下の通りです。

1.開催のあいさつ
2.カザンの紹介
3.自己紹介
4.フリートーク
5.写真撮影(スクリーンショット)


交流の様子

 カザンの学生たちは最初緊張している様子でしたが、横浜国立大学の学生さんのロシア語での自己紹介を聞き、緊張が和らいでいくのが分かりました。また、カザンの紹介では初めて知るカザンの町に興味を持ってくださり、どんどん打ち解けていきました。お互い積極的に質問し合って、とても楽しそうに交流しており、1時間では話し足りないようでした。


写真1:交流会終了後



写真2:カザンの学生によるカザン紹介の様子


参加者の声

Fさん:「今回はとても楽しかったです。タタールスタンの食べ物についての紹介がとても面白かったです。トクマチやチャクチャクは現地に行く機会があればぜひ食べてみます。次回もお話する機会があればまた話しましょう。」

Mさん:「短い間でしたが楽しかったです。皆さん日本に詳しくてとてもびっくりしました。私もロシアやカザンの事についてもっと詳しくなろうと思いました。ありがとうございました。」

カザン連邦大学の学生からも、「SNSでもつながることができ、友達が増えた!」と喜びの声が聞かれました。学生の声を形にできて、本当によかったと思います。


総括

筆者からの突然の申し出にも関わらず、横浜国立大学の先生が快く相談に乗ってくださり、開催することができました。先生からは、「興味のある学生にはよいモチベーションになるようです」とお返事もいただき、双方にとってよい交流の機会となったようです。今回は少人数での開催としましたが、少人数だからこそ、ゆっくりお互いのことを知り合える機会となりました。学生の声を形にできたこと、1,2人でもカザンの事を知ってもらう機会を設けられたことはとても価値があったと思います。今後も続けて開催する予定ですので、少しずつこういった交流の場が広がっていけばいいなと思います。ご協力いただいた横浜国立大学の先生、学生さんに改めて感謝申し上げます。 

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