日露青年招聘・派遣事業

平成23年度 ロシア人初中等教育日本語教師招聘事業
(2011年12月1日~15日)


お世話になった国際交流基金日本語国際センターの先生方と

今回で3回目となる招聘事業です。モスクワ、エカテリンブルク、ノボシビルスク、ハバロフススク、ウラジオストク、ユジノサハリンスクから来日したロシア人の日本語の先生達は、全員女性でした。ロシアの初中等教育学校(シュコーラ)で働く先生達は、毎日忙しく、人によってはお昼ご飯を食べる時間もないそうです。「朝から晩まで働いて、もらえるお給料はほんのちょっとです」と笑う明るい先生達でした。

2週間の滞在中、国際交流基金日本語国際センターで日本語教授法や日本語に関する講義のほか、書道や折り紙講習、歌舞伎鑑賞などの日本文化体験も行いました。また、日本の中学校を訪問し、授業を視察したり日本人の先生方との意見交換をしたりと貴重な体験もしました。


剣道の授業を視察

日本語国際センターの清水先生とエレーナさん。
エレーナさんは武道が大好きだそうです。



書道体験 さすが、みなさんお上手です。

週末に行った京都では茶道も体験しました。
長い時間、じっと正座していました。偉い。


日本語能力試験1級を合格した人もいれば、3級という人もいて、日本語の能力にはばらつきがあったものの、女性9名でお互いに協力する雰囲気が生まれていました。先生達の日本語能力のレベルアップや日本語教授法の知識向上に加え、ロシア国内でのネットワークを広げる良い機会にもなりました。より楽しく、効果的な授業をするための知識と工夫をたくさん教えてもらい、忙しいけれど充実した2週間を無事に終えました。


修了式

日本で日本語の教材をたくさん買い込んだ先生達は、重い荷物を抱え、成田空港へ向かいました。制限重量を20キロもオーバーしてしまう人もいて、2万円近くする超過料金は払えるのかなと心配になってしまいましたが、「教材は大切ですから」とそのためのお金を別に準備していたのでした。もしかしたら、円高の今、2万円は1か月分のお給料ぐらいかも知れません。日本語教育への情熱をここでも感じさせてくれました。明るくおしゃべり好きな彼女達は、「さようなら!今度は生徒と一緒に日本に来たいです!」と元気にロシアへ帰って行きました。




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