日露青年招聘・派遣事業

レニングラード州友好提携青年フォーラム派遣プログラム

(平成21年7月29日~8月3日)


このプログラムは、京都府国際課よりご提案いただき、京都府と日露青年交流センターの協力により実現したものです。京都府とレニングラード州はともに芸術と文化の中心地として友好提携を結びこれまで交流事業を続けてきました。今年は青年交流に力を入れたプログラムが組まれており、今回はその第一弾として、企画された派遣事業です。

以下、このプログラムの参加者からの報告です。

セルジュコフ・レニングラード州知事(左から3人目)、川端・在サンクトペテルブルク日本国総領事(左端)と
州政府会議場にて(平成21年7月31日)


京都府とレニングラード州の友好提携が15周年を迎える2009年、レニングラード州の友好提携地域を招待して開催される「友好提携青年フォーラム」に、京都府が招待されました。過去、両府州の知事の相互訪問、児童絵画交流、レニングラード州政府職員の研修受入などの交流が行われてきましたが、青年交流に特化した交流団の派遣は今回が初めてとなります。

イタリア、チェコ、デンマーク、ドイツ、中国、ノルウェー、フィンランド、ブルガリア、米国、ベラルーシ、ポーランド、ロシアそして日本から20の地域が参加し、会議や交流プログラムを通じて、レニングラード州のみならず世界各地の代表団との交流を深めることができました。また、終始天候に恵まれた中で充実したプログラムをこなし、現地新聞の取材を受けたり、「京都学生祭典」実行委員の学生によるプレゼンテーションも大変注目を浴びるとともに、秋の招聘事業に向けて相互の信頼関係を向上させることができ、派遣事業は大いに成功しました。


日程

7月29日 成田空港→モスクワ→サンクトペテルブルク

7月30日 「ネフスコエ・ヴレーミヤ」取材、青少年センター(モロゾフカ村)視察

7月31日 友好提携青年フォーラム(レニングラード州政府庁舎)

8月 1日 レニングラード州制82周年(ヴィボルク市)

8月 2日 プーシキン区視察、サンクトペテルブルク→モスクワ

8月 3日 成田空港



1日目 7月29日

29日、成田を出発し、モスクワで乗り換え、サンクトペテルブルク市のプルコヴォ空港へ到着しました。空港では州政府の担当者に迎えていただき、ホテルまで送り届けていただきました。ホテルに到着したのは夜11時近くでしたが、外はまだ明るかったのが印象的でした。




2日目 7月30日

午前は、川端一郎・在サンクトペテルブルク日本国総領事の同席の下、現地の独立系新聞であるネフスコエ・ヴレーミヤ紙の取材を受け、今次訪問の目的や、学生祭典について説明を行いました。(8月4日付けの同紙に「レニングラード州が自らの誕生日に外国人青年を招待」というタイトルで記事が掲載されました。)



午後は、サンクトペテルブルクから東へバスで移動し、戦争記念館を視察した後、モロゾフカ村の青少年センターを訪問し、その活動状況を視察するとともに、レニングラード州政府の青年政策についての説明を受けました。



2002年に設立された同キャンプには、14歳から参加可能で、集団生活で庭の手入れ、アスレチックやダンスなどを共同して行わせたり、様々なサポートプログラムを準備することにより、青少年の健全な育成を目指しているとのことで、州の支援や参加者も年々増えており、州政府を中心として積極的に青少年政策に取り組んでいる様子が伺えました。




3日目 7月31日

レニングラード州政府庁舎内において一日がかりで開催された青年フォーラムに出席しました。午前中は、セルジュコフ知事をはじめ政府幹部とレニングラード州友好提携地域からの参加者の出席を得て開会式が行われるとともに、引き続き政府幹部及び知事クラスの友好提携先ハイレベルによる全体会議が行われました。終了後、セルジュコフ知事へ京都府山田知事の親書と記念品を手渡し、秋の京都訪問について前向きな返事をいただきました。



同日午後は4つの分科会に分かれ、我々は「青年と社会生活」に出席し、「京都学生祭典」事務局の2名がプレゼンテーションを行いました。各国の発表者が主に政府の視点から一般的な政策の説明を行う一方で、京都府は、学生自身による学生の視点からの説明を行ったこと、上手な英語による発表であったこと、周到に用意されたプレゼンテーションや動画を活用したことに加え、ダンス用の着物を実際に着用して見せるサプライズ・パフォーマンスを行ったことなどから、大いに聴衆の関心を集めました。円卓会議の議長からは、翌日、熱心な準備の様子が伺えたことと、真剣で誠実に発表したことへの感謝の辞をいただきました。



また、今次フォーラムをきっかけとして友好提携先の青少年交流ネットワークの構築を目指すことなどを記した宣言文書が採択され、レニングラード州を含む20の地域が署名を行いました。



4日目 8月1日

市のシンボル、ヴィボルク城

レニングラード州制82周年記念式典出席のため、バスで2時間余り北上し、フィンランドとの国境付近のヴィボルク市を訪問しました。澄み渡った空と緑溢れる自然の中で、サンクトペテルブルクとは違う北欧の空気を感じました。



盛大に開催された州制82周年式典の模様

式典には、セルジュコフ知事や州内の主な市のトップが同席し、プロ・アマを問わず多数の音楽家、ブラスバンド、バレエ等ダンサー等による派手な演出により、各友好提携地域の出席を得て大いに盛り上がりました。



また、帰路では、州政府の担当者とバス車中で、秋の交流事業に関する調整を行い、京都府側の提案について概ねの合意を得るとともに、今後の調整事項について確認を行いました。

5日目 8月2日

レニングラード州政府幹部の方々とエカテリーナ宮殿前にて

あっという間に現地滞在の最終日となりました。空港へ向かう途中回り道をしていただき、プーシキン区(ツァールスコエセロー)のエカテリーナ宮殿を視察し、広大な敷地と宮殿に皆感嘆しました。

レニングラード州も日中は日差しが非常に強く暑かったですが、日本の比ではなく、快適でした。そのため、成田空港に降り立った瞬間に体中にまとわりついてきた蒸し暑さは、日本に帰ってきたことを否応なしに実感させてくれました。




ヴィボルク市生息のビーバーの剥製



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