日露青年招聘・派遣事業

ロシア若手ジャーナリストグループ

(2006年2月19日〜27日)

モスクワ、サンクトペテルブルク、ウラジオストク、ハバロフスク、ユジノサハリンスクのロシア各地より、テレビ、新聞等報道機関の第一線で活躍する20歳代後半から30歳代の8名のジャーナリストが招聘されました。日本の報道機関訪問を中心に、政治、経済、産業、社会、伝統文化等を概観するプログラムで、いずれの訪問先でも、貴重な来日の機会を有意義に使おうという意気込みが伝わってきました。取材を同時に行いながらの視察で、帰国後、大きな紙面を割いて日本見聞録を掲載したメディアもあります。

東京日程では朝日新聞社とNHKを訪問して意見交換を行いました。ロシアで報道の自由が渦中の問題となっていることから、その観点からの質問が出されました。また、受信料、購読料に関する話題も多く、採算性を常に意識させられているようです。その他、一行の関心事項に基づき、政治家との懇談の機会を設け、日本経済団体連合会では日露の経済問題を聞き、明治神宮武道場至誠館訪問では日本武道の精神に触れ、古典芸能鑑賞として歌舞伎座で京鹿子娘二人道成寺を見ました。

続いて、広島では平和記念資料館を見学、マツダ鰍フ自動車工場視察を行った後、陸路、本四連絡高速道路の一つ西瀬戸自動車道(通称、しまなみ海道)を経て四国の松山市に向かいました。道中、本四高速樺S当者の説明を聞きながら瀬戸内海にかかる多々羅大橋を歩いて渡り、近隣のみかん畑に残っているみかん、はっさく、伊予柑等いろいろな柑橘類も楽しみました。

松山市には日露戦争のロシア人捕虜の墓地があり、一行は、地元テレビや新聞等の取材も入る中、このロシア人墓地保存に尽力されている元中学校教諭京口氏の案内で墓前に献花しました。また、同氏の説明を聞きながら、ロシア人捕虜の宿舎となった弘願寺の他、松山城、道後温泉本館、湯築城跡道後公園、坊ちゃん列車発着所、商店街等を訪れ、日露関係の歴史の一面を知ることができました。ここで温泉旅館体験を通して日本的文化を味わうことができたのも、貴重な経験となったようです。

ジャーナリストとしての今後の活動において、今回の訪日の経験が活かされることが期待されます。


NHKでは記者と意見交換を行いました。

外務省で塩崎副大臣と懇談しました。



松山市のロシア人墓地で墓前に献花しました。

道後温泉本館前で京口氏の説明を聞きました。